出来る限り痛みを抑えた治療

当院では、出来る限り痛みの少ない治療のために、レーザー治療を導入しています。
導入しているレーザーはEr:YAGレーザーで、発熱が少なく周囲組織への影響がほとんどないため、安全性の高いレーザー装置です。
このレーザーは、組織の表面のみに作用するため、「ガリガリ」という歯を削るような振動はありません。痛みもほとんどありませんので、麻酔注射も不要で治療が可能です。
レーザーで可能な治療

虫歯治療
虫歯菌に感染した部分だけを取り除くことが出来るため、歯を削る量を最小限に抑えることが出来ます。
また、レーザーの熱作用により殺菌効果がありますので、虫歯菌を殺菌し、再発を防止します。
ほとんど痛みもありませんので、麻酔注射無しでも治療が可能です。
初期から中等度までの虫歯治療には保険が適用されます。

歯周病治療
重度の歯周病の場合、歯ぐきを切開する外科的治療が必要ですが、レーザーの場合は切開の必要がほとんどなくなります。
レーザー光を歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に当てることで歯周病菌を殺菌し、健康な歯ぐきへと回復させます。
また、歯周ポケットの歯石を除去し、歯周病を予防します。
手術により歯石を除去する『フラップ手術』の際には、保険が適用されます。
他にも、口内炎の治療・歯ぐきの切開・歯ぐきの黒ずみの除去・知覚過敏の治療など、様々なケースで痛みの少ない治療を行うことが可能です。
銀歯から白い歯へ

2014年4月から、ハイブリッドセラミックのCAD/CAM冠が保険適用になりました。
ハイブリッドセラミックとは、歯科用プラスチック(レジン)にセラミック(陶器)を混ぜた素材で、 銀歯と比較すると審美性が良く、金属を使用していないため金属アレルギーの心配がない歯科素材です。
適用される歯は、真ん中の歯から数えて4番目と5番目の小臼歯のみで、 CAD/CAM(コンピューターによる設計・加工)で製作されたハイブリッドセラミックに限りますが、 これまで自費診療だったハイブリッドセラミックが保険の範囲内でご選択頂けるようになります。
可能な限り歯を残す治療
抜けてしまった歯、削ってしまった歯は二度と元には戻りません。そのため、出来る限り歯を削る量を最小限に、可能な限り抜歯をしない治療を行っています。
重度の虫歯治療
神経にまで達しているような重度の虫歯の場合は抜歯をする場合があります。
しかし、歯の神経を取り除き、神経が入っていた歯の根(根管)を綺麗に洗浄・消毒することで、抜歯のリスクを下げることが可能です。これを根管治療といい、適切に処置を行えば歯を残せる可能性が高くなります。

神経にまで達した重度の虫歯

神経を除去し、根管を洗浄・消毒

薬を詰めて密封